格子ガスオートマトン(LGA)法の回転流れへの適用
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概要
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格子ガスオートマトン(LGA)法は,従来からx-yやx-y-z形状のモデルに対して研究開発されており,回転流れに直接適用した報告はない.ここではLGA法を2次元回転流体への適用を試みる.円を6角形格子で近似し,FHP-Iモデルの再構成によって粒子の動きを求め,密度,流速等を求める.回転流体への適用において解決すべき課題としては,隣接ノード識別可能な格子生成法,境界条件,回転流れν_θ=γωを反映させるための確率的移動を伴う多速度モデルの導入,巨視的領域の選び方,密度,流速等マクロ量の定義,初期粒子配置を得るためのFermi-Dirac分布の適用方法,N.S方程式との等価性等,がある.本稿では,これらに対する新しい数学モデルを提案すると共に,計算を試行し,その結果を示す.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 2001-03-15
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