計算機を用いた長唄の旋律分析
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
長唄10曲を題材に,計算機を用いて2種類の方法で旋律分析を試みた。三味線曲の旋律から装飾的な音を取り去っていくと,唄と三味線が同度で対応する音を抽出できる.そこで,まず,三味線と唄の同度対応音がどれだけの時間差をともなっているか調べた.「クドキ」箇所では,唄か三味線より遅れて出る傾向にあり,「チラシ」では,唄と三味線が付く傾向にあること等を確認した.次に,三味線の旋律の中で,一小節を構成する音価のパターンを分類した後,分析されたデータをもとに音列のシミュレーションを試みた。
- 1995-10-21
著者
関連論文
- 長唄のテンポの定量的分析
- 音楽考古学の報告書を読む
- 動物の音声コミュニケーションと音楽との境界
- 生成文法の音楽理論への応用 (特集 ことばと音楽)
- XMLとXSLTを用いた未解読長唄譜の認識(コンテンツ生成)
- XMLを用いた未解読楽譜の認識とデータベース化
- 標準データ記述言語を用いた未解読楽譜の認識と記述--長唄正本の胡麻点を例にとって
- 琉球古典音楽の記譜法のためのXMLデータ形式と表示アプリケーション
- 東巴の舞譜について--舞踊譜の解読と現行との比較(下)
- 東巴の舞譜について--舞踊譜の解読と現行との比較(上)
- 長唄譜の編集ソフトウェアの作成
- モーション・キャプチャを用いた古典芸能のデータベース化と分析
- 雲南省納西族の音楽とその工尺譜の研究
- 長唄正本の注記の研究--現行譜と照合してその意味をさぐる
- 言語ゲームによる音楽と美の記述(第五十五回美学会全国大会発表要旨)
- GIDA_U(XMLを用いた長唄譜のデータ形式) : スキーマのモジュール化
- 書評 Yosihiko Tokumaru, L'aspect melodique de la musique de syamisen
- XMLを用いた長唄譜のデータ表現
- 標準データ記述言語を用いた伝統音楽の記述形式〔含 質疑応答〕 (日本音楽学会第51回全国大会総覧) -- (研究発表要旨)
- 音楽と美の認識と記述
- 旋律パターンの分類 : 類似性判断と分析例
- 金城による工工四データベースのXMLへの変換
- 計算機を用いたリズム・パターンの分類
- 長唄三味線の旋律シミュレーション
- 計算機を用いた長唄の旋律分析
- XMLとXSLTを用いた未解読長唄譜の認識(コンテンツ生成)
- 音楽分析と可能世界
- 歌唱時音声の協和性理論を用いた分析
- 長唄における唄と三味線の付き方
- ブロッキングによる長唄三味線の旋律分析法
- 標準データ記述言語を用いた伝統音楽のデータ形式 : XMLによる長唄譜のデータ形式
- 長唄譜にみる三味線の特殊奏法の分析
- 長唄において三味線の音色はどのように弾き分けられているか?
- 減衰音の知覚と三味線の音 : 音色は旋律進行にどう関与するかについての予備的考察
- メトリック・インタヴァル・ドミナント (トリトーン・ドミナント) : 長唄三味線における増 4 度進行とフレーズのリズム的歪みについて
- 音楽デ-タベ-スと民族音楽研究--楽譜情報の記号化と音楽分析
- 杖鼓の打奏における余剰身体動作
- 古楽譜及び未解読楽譜のデータベース化のためのソフトウェア仕様
- 協和性理論を用いた歌唱時音声の分析手法に関する研究
- 楽曲分析と可能世界
- 階層的時間と拍節