音楽分析と可能世界
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概要
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音楽分析を十分に行うには, 楽譜上の音符の分析に加えて, 楽譜上に選択されなかったにかかわらず, 選択されることが可能であった音符をも考慮する必要がある。楽譜上の音符の動きがサンギュリエ(一回的で特殊)である場合, 選択されなかった音符は, 楽譜上の音符の動きに効果をもつと仮説をたてた。選択されなかった音符の効果を, 楽譜上の音符を用いて聴き手に伝えられるかは, 演奏の課題でもある。一方, 暗意-実現モデル, 代償的グルーピング論は, 選択されなかった音符のもつ効果を考慮に入れている。
- 1997-05-31
著者
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