音声による姓名同音異字候補の特定方法に関する検討

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概要

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本稿では、自動電話番号案内システムにおいて同音異字名義の候補を音声によって特定する方法について述べる。電話番号案内サービスにおいて、同音異字名義を識別することは誤案内を防ぐために重要である。そこで、同音異字名義の識別方法として、検索された候補中の漢字表記を利用者に音声で提示する方法を考案した。また、同音異字を識別する必要がある名義を抽出するために、東京都内の名義について同音異字出現確率を計算した。同音異字出現確率の高い名義について漢字説明文を用意し、開発中のPB入力型番号案内システムに提案した特定方法を適用した。その結果、同音異字の多い名義を検索する場合、提案した方法により案内成功率の大幅な改善が見られた。
一般社団法人情報処理学会の論文
1997-11-20

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