潜在的文脈関連度を用いた検索質問拡張

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概要

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情報検索システムのなかで代表的な情報検索モデルである関連性フィードバックを用いる場合,はじめの検索結果をもとに関連語を抽出し,元の検索質問に加えて再度検索を行う.これにより検索質問の中に含まれている意味の曖昧さが軽減される.一般的にこの手法を用いると,拡張なしの検索質問を用いた場合と比較して拡張後の検索質問を用いた場合検索精度が下がることが報告されている.その原因として,シソーラスに含まれている同義語や類義語の数が少ないことが挙げられる.また,意味の同じような単語を用いたとしても,結果として同じ文書が検索されてしまう可能性も存在している.本稿では,このような関連語に対する問題点を解決するために文書集合内で存在する索引語間の関連性を考慮した潜在的文脈関連度を提案し,提案した手法を用いた検索モデルを構築し,評価用テストコレクションであるMEDLINEを利用した検索実験を行い,その有効性を示す.
2002-09-17

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