ベクトル計算機上でのスカイライン法の高速ソルバ
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概要
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ベクトル計算機を用いた応用分野の1つに構造解析がある.構造解析では,大規模なスカイライン行列を係数とする連立1次方程式を解く必要がある.連立1次方程式の解法には,スカイライン行列の構造に着目した手法である1行1列内積型スカイライン法を使うのが一般的である.われわれは,ベクトル計算機上でのスカイライン法の高速化の1手法としてα行1列スカイライン法ソルバを開発し,スーパーコンピュータHITAC C-3600でいくつかのテスト問題を用いて性能評価を行った.その結果,現在一般的な1行1列スカイライン法と比較して,3倍以上の高速性能を得た.
- 1993-10-14
著者
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安達 斉
日立東北ソフトウェア株式会社
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田村 正義
(株)日立製作所ソフトウェア開発本部
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後 保範
(株)日立製作所ソフトウェア開発センタ
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長谷川 里美
(株)日立製作所ソフトウェア開発本部
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江口 義之
日立東北ソフトウェア株式会社
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後 保範
(株)日立製作所エンタープライズサーバ事業部:(現)早稲田大学教育学部
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