オブジェクト指向開発におけるドキュメント量の問題と解決
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概要
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本報告は,オブジェクト指向手法の実用化に関する改良提案である。改良のポイントは,開発を通して表記を一貫させる,手順を明確にする,作業量を削減するという三点である。我々は,それら三点の改良のため,複数の既存オブジェクト指向手法の表記を組み合わせ,簡略化するとともに,個々の仕様書の開発上の位置付けを明らかにした。また,仕様書全体を開発用と保守用に分離し,各開発工程で作成すべき仕様書を特定することで,一度に作成するドキュメント量を削減した。本報告では,我々が改善したオブジェクト指向手法の運用方法を示し,その適用によって既存のオブジェクト指向手法と比較してドキュメント量が半減した効果を示す。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1995-03-09
著者
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吉田 和樹
(株)東芝
-
佐藤 実
(株)東芝青梅工場
-
山城 明宏
(株)東芝研究開発センター
-
入内島 裕子
(株)東芝研究開発センター
-
佐藤 実
(株)東芝 青梅工場 ソフトウェア設計第二部
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吉田 和樹
(株)東芝SI技術開発センター
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