射影回転群と擬モーメント
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概要
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2次元の画像から物体の運動(回転)を認識するために、射影変換と3次元での回転とを合成した射影回転群について考察する。Lie群の表現論を用いることにより、この射影回転群の表現を構成することができる。表現空間の基底は、射影変換群の下で不変もしくは共変的に変換するので、この基底で画像を展開することにより特徴量を構成することを考える。通常のモーメント特徴量では、射影変換群の下で変換前の次数を変換後の次数が越えてしまい次数に関して閉じていない。そこで擬モーメントとして表現基底を組み合わせたものを提案する。これは射影変換群の下で変換前の次数を変換後の擬モーメントの次数が越えない(閉じている)という性質を持っている。また、擬モーメントを用いた回転パラメータの推定についても考察する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1995-01-19
著者
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