遺伝的アルゴリズムの収束時間に関する考察
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概要
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遺伝的アルゴリズム(GA)は,生物における遺伝や進化の現象を模してはたらくアルゴリズムである.遺伝に関しては,集団遺伝学の分野で様々な数学的解析がなされており,遺伝的アルゴリズムの解析にも役立つものが多い.我々は既に遺伝的浮動(Random Genetic Drift:遺伝子選択の偶然性などの理由で,集団中の遺伝子頻度が揺らぐ現象)について解析を行なっている.本稿では,遺伝的浮動と共に観察される収束(吸収)時間の変動について,とくに染色体の長さに対して考察する.また,突然変異率μと集団サイズNの関係式Nμ=1/2の妥当性について,実際にGAを動かすことにより確認する.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1995-03-15
著者
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