遺伝的アルゴリズムにおける遺伝的浮動に関する一考察
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概要
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遺伝的アルゴリズムは,生物における遺伝や進化の現象を模してはたらくアルゴリズムである.遺伝に関しては,集団遺伝学の分野で様々な数学的解析がなされており,遺伝的アルゴリズムの解析にも役立つものが多いところで,集団遺伝学の解析の多くは個体数を無限大に近付けた時の極限近似であり,生物学のように集団が十分大きい場合にはよい近似を与えている.しかし,遺伝的アルゴリズムにおいてはあまり大きくない集団を扱う場合が多く(数十~数千),うまく近似できていないことも考えられる.本稿では,集団遺伝学で用いられるライトーフィッシャー・モデルを通して,遺伝的浮動という現象について考察し,得られた知見の応用について議論する
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1994-09-20
著者
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