古典サンスクリット語の動詞解析用データの構築とその応用
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概要
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古典サンスクリット語(Skt.)文法は複雑なため、Skt.の電子テキストに対して計算機を用いて高度な解析を行うことは現状では困難である。我々は、高度な解析を行うための最初のステップとして、Skt.動詞解析の可能性について検討している。我々はまず動詞語幹および人称語尾をカテゴリ化し、形態素辞書を構築していくことから始めた。既存の形態素解析システムの流用を考慮に入れ、辞書のデータ形式は日本語の書式に従った。連声の規則は、表を作成することによって対処することとした。現状における我々の成果はまだSkt.を自由に扱うまでには達していない。それゆえ、今後もデータを改善し続ける必要がある。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 2002-01-26
著者
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