現代モンゴル語の異種表記法の相互変換システムの構築に向けて
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概要
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現代モンゴル語には、歴史的な発音を反映していると考えられる表記法と、現代の発音を反映している表記法の二種類がある。二つの表記法は異なる国家で採用され、交流のないまま数十年が経過した結果、同じ言語であるにも関わらず、互いに読解不能な状況に陥っている。本稿では、モンゴル語の音韻の歴史的変化の法則を探ると共に、この二つの表記法が形式的な法則を用いた変換システムによって、どれだけ変換が可能なのかを測定する。我々はまず伝統的表記と発音的表記の対応する単位を抽出し、その単位に基づいた変換規則を吟味、その結果を単位の切り方に反映させるという作業を繰り返した。また、従来モンゴル語学で通説となっている音韻変化の法則がどれだけ妥当なものであるかも計測した。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 2002-01-26
著者
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