語幹情報に注目したサンスクリット文献閲覧システムの試作
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概要
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古典サンスクリット語(Skt.)の電子テキストを自在に使いこなすことは難しい。本稿ではSkt.の電子テキストの利便性向上について考察する。我々は、語幹や活用などの文法情報を電子テキスト中の各単語に付加することによって、電子テキストの利便性が向上すると考える。そこで、文法情報を自動的に電子テキスト中の各単語に付加することを試みた。また我々はSkt.の電子テキストの閲覧システムを試作した。このシステムは、電子テキスト中の各語幹ごとの索引を表示できる。我々のシステムはまだ十分な利便性を提供できるには至っていないが、今後、電子テキストに付与する文法情報の信頼性を向上させることによりさらに便利なツールになると考えている。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 2004-07-30
著者
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