SIMDマシンで並列実行させる同型命令列の認識方式
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概要
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マルチメディア技術の進展に伴い、SIMD方式で並列実行されるマルチメディア向き命令が汎用プロセッサに組み込まれるようになった。マルチメディア処理では、8ビットや16ビットの複数データの組に対して同じ処理を行うことが多く、オペランドの一部が異なる同型命令列の並列実行が重要になる。そこで、並列実行の候補となる同型命令列を認識するアルゴリズムを考案し、実験確認した。それは、木構造中間語の構造的な同型性をハッシュ法で探すもので、複数の基本ブロックにわたる命令列に対しても、同型性を容易に認識できる特徴を持つ。また、特定のSIMD命令列に合わせたライブラリと同型の命令列も、他の場合と同じ処理で認識できる。
- 社団法人情報処理学会の論文
- 1996-08-28
著者
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