テスト等価性に基づいた視覚的LTSモデル操作によるプロセス代数デバッガ(<特集>並列・分散)

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概要

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本稿では、通信プロセスモデルにおいて、通信プロセスを視覚的にLTSで表現し、実現を表す通信プロセスの振舞いが仕様と等しくなるように修正するプログラミング環境としてデバッガ"VPAD"を提案する。ここで、Celikkan-Cleavelandのアルゴリズムを基礎に、相違情報をスタックへ保存しつつ、テスト等価性を判定する。等価でないとき、相違情報によって実現が仕様を満たさない状態を同定できる。我々は、通信プロセスの並行合成に対してこのアルゴリズムを拡張する。この拡張により、実現プロセスを構成する部分プロセス毎に修正すべき状態の指摘と行うことができる。視覚的に通信プロセスを表現することにより、ユーザに対して直接的に修正する状態を提示することが可能となった。
1998-03-23

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