文献からの薬物相互作用情報の抽出に向けて(意味表現・データマイニング)
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概要
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我々は、生物・医学分野の学術文献から薬物相互作用情報を自動的に抽出することをめざしている。たんぱく質間相互作用抽出に代表される同分野での情報抽出は、作用関係を表す動詞を中心に行われることが多い。しかし、関係をあらわす表現は多様であり、一品詞を扱うだけでは不十分だと考える。今回、薬物相互作用に関する英語の参考書の要約部分から薬学の専門家が選択した30文を使い、薬物の代謝という観点から抽出を試みたので、これを報告する。抽出は、構文解析木にxPathおよび構文木上の位置、レベル情報を属性値として指定して行い、その規則作成には構文情報に基づく情報抽出システムの開発ツールPBIE2を使った。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 2004-07-15
著者
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小長谷 明彦
理化学研究所ゲノム情報科学研究グループ
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保坂 順子
理化学研究所ゲノム情報科学研究グループ
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吉川 澄美
(独)理化学研究所ゲノム科学総合研究センター
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吉川 澄美
理化学研究所ゲノム情報科学研究グループ
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松村 和美
理化学研究所ゲノム情報科学研究グループ
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小長谷 明彦
理研 ゲノム科学総合研究セ
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