免疫学文献からのたんぱく質相互作用情報抽出に向けて
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
生物学・医学文献、特に免疫学の文献から、たんぱく質間の相互作用情報を自動抽出するシステムの開発を進めている。その第一歩として、免疫学の専門家がPubMedから検索したアブストラクトから取り出した,約1000文について言語解析の専門家二人が評価した結果を分析したので、報告する。我々は、構文解析結果を基に、相互作用をあらわす単語を中心として、その相互作用要素を決定するという方式を取っている。そのため、評価者には情報が的確に抽出されているか、構文解析は正しいかという2点からの評価を依頼した。今回は動詞"activate"に関係する相互作用要素を抽出した。本稿では、抽出に関する判断が一致したものの内、222文について分析を行った。また、そのうち構文解析が誤っているという判断が一致した59文について、さらに詳しく検討した。その結果、専門用語の認定が困難であるということが確認された。また、並列句においては、同一主語に対して異なる態が使われるのがめだった。
- 2002-07-08
著者
関連論文
- 免疫学文献からのたんぱく質相互作用情報抽出に向けて
- 免疫学文献からのたんぱく質相互作用情報抽出に向けて
- 構文情報に基づく情報抽出システム開発のためのツール(ツール,質問応答,要約)
- 文献からの薬物相互作用情報の抽出に向けて(意味表現・データマイニング)