油脂中のステロール類の高速液体クロマトグラフィーによる定量
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概要
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高速液体クロマトグラフィーによるステロールの分析法を検討した.分析対象としたステロールは,C_<27>のコレステロール,C_<28>Mのエルゴステロールとカンペステロール,C_<29>のスティグマステロールとβ-シトステロール及びC_<30>のスクアレンを用いた.固定相は逆相タイプのZorbax ODS,移動相は非水系のメタノール-テトラヒドロフラン(99:1),検出波長はUVの205nmを用いた.本法による定量性については,各ステロールのピーク高さの相対標準偏差が7%以下(10回繰り返し測定)と良好であり,又,検量線はエルゴステロールとコレステロールが10〜200μg/mlの間で,スティグマステロールとカンペステロールとβ-シトステロールが15〜200μg/mlの間で,又,スクアレンは2〜20μg/mlの問で直線関係が得られた.
- 社団法人日本分析化学会の論文
- 1986-05-05
著者
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