誘導結合プラズマ発光分析法によるチタン酸バリウム中のケイ素の定量
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
誘導結合プラズマ発光分析法でチタン酸バリウム中のケイ素を定量した.試料をテフロン製加圧容器中で塩酸を用いて分解する.塩酸に可溶性のケイ素と不溶性のケイ素とを分離した後,可溶性のケイ素は直接に,不溶性のケイ素はフッ化水素酸で溶解後に,検量線法で定量を行いその合量を求めた.ケイ素の分析線は251.6nmを用い,近接線であるチタンの影響は補正式を作成することで除去した.バックグラウンドに現れるバリウムの影響は,標準溶液に一定量のバリウムを添加することで除去した.実試料を測定した結果,ケイ素濃度は約0.23wt%で,相対標準偏差は1.6%(n=5)であった.
- 社団法人日本分析化学会の論文
- 1985-03-05
著者
関連論文
- V.先端材料のキャラクタリゼィション(第115回講演大会討論会報告)
- 誘導結合プラズマ発光分析法によるフッ化ランタン(III)-フッ化ストロンチウム固体電解質中のランタン及びストロンチウムの定量
- 誘導結合プラズマ発光分析法によるチタン酸ジルコン酸鉛中のチタン,ジルコニウム,鉛及び添加物の定量
- 誘導結合プラズマ発光分析法によるチタン酸バリウム中のケイ素の定量
- 誘導結合プラズマ発光分析法によるケイ素-ゲルマニウム-ガリウム合金中のガリウムの定量
- 転換期としての20周年
- 基礎研究と分析化学
- トンネル分析顕微鏡(STM開発の現状と展望)
- 液膜振動系の振動モ-ド変化
- 大学の教育改革と大学院重点化
- 高分解能蛍光X線分析法による毛髪中の硫黄の状態分析
- 討 46 放射光 X 線分析(IV 金属材料の極微量分析, 第 113 回講演大会討論会講演概要)
- アルキルアンモニウム塩添加法を用いた固形吸着剤による銅-ニトロソR塩錯体の捕集
- 黒鉛炉原子吸光法による植物試料中のコバルト及びニッケルの定量
- 黒鉛炉原子吸光法による血清中のリチウムの直接定量
- 石炭フライアッシュ中の硫黄状態分析と浸出液中硫酸イオン量との比較(石炭利用と分析化学)
- 石炭中硫黄の化学分析法,状態分析法及び形態分析法の比較(石炭利用と分析化学)
- 化学結合状態による Ca Kα, Kβ の変化 : I. CaKαについての検討
- 吸着濃縮/単粒子光音響測定法によるカドミウムの定量(超微量分析のための前処理と予備濃縮)
- AlKaによるAlの配位状態分析 : 5配位Alの測定
- Effect of the Coupling Method between a Sample and a Transducer on the Photoacoustic Image in Photoacoustic Microscopy
- A Comparison of Two Smoothing Methods as Pre-Processing for Iterative Deconvolution
- 工学教育の未来像
- New dilution materials for sensitivity enhancement in IR spectroscopy of highly scattering samples.
- An ultrasensitive photoacoustic spectrophotometer for liquids.
- Size measurement of microparticles in liquids using photoacoustic spectroscopy.