誘導結合プラズマ発光分析法による頭髪標準試料の多元素同時定量
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概要
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環境庁国立公害研究所頒布の頭髪標準試料(NIES N0. 5 "Hair")について,誘導結合プラズマ発光分析法による多元素同時定量を検討した.試料の前処理として酸による湿式分解と450〜600℃における乾式灰化を行い,両者の分析結果を比較した.その結果,アルミニウム,ヒ素,バリウム,カルシウム,クロム,銅,鉄,カリウム,マグネシウム,マンガン,ナトリウム,ニッケル,リン,鉛,ストロンチウム,チタン,亜鉛の17元素について測定データを得た.湿式分解と乾式灰化とではほとんど一致した結果が得られたが,600℃の灰化ではアルミニウムとマグネシウムに減少が見られた.今回得られた分析値はこれまでの日本人頭髪試料についての報告値から考えてほぼ妥当な結果である.
- 社団法人日本分析化学会の論文
- 1985-02-05
著者
-
長谷川 哲也
東大理
-
長谷川 哲也
東京大学理学系研究科化学専攻
-
長谷川 哲也
東京大学理学部化学教室
-
野尻 幸宏
環境庁国立公害研究所計測技術部
-
原口 紘〓
東京大学理学部化学科
-
〓 家成
東京大学理学部化学教室
-
原口 紘〓
東京大学理学部化学教室
-
原口 紘〓
東京大学理学部助教授
-
野尻 幸宏
国立公害研究所計測技術部
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