炭酸ナトリウム-炭酸水素ナトリウム溶離液を用いるイオンクロマトグラフィーにおけるゴーストピーク
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概要
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イオンクロマトグラフを用いて,陰イオンを測定する場合に,溶離液の炭酸塩濃度と水素イオン濃度が試料溶液のそれと異なると,イオンクロマトグラムに1個又は2個の正方向あるいは負方向のゴーストピークが生じる.そこで2.5mM炭酸ナトリウム-3.0mM炭酸水素ナトリウム溶液の溶離液を用い,試料溶液の炭酸ナトリウム-炭酸水素ナトリウムの混合比とその濃度を変化させて,ゴーストピークの原因を検討した.その結果試料溶液の組成が,溶離液の組成と異なるときに生ずるゴーストピークの数と方向は,溶液中の炭酸水素イオンと炭酸イオンの濃度及び水素イオン濃度に関係することが明らかとなった.
- 社団法人日本分析化学会の論文
- 1982-04-05
著者
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