熱加水分解-イオンクロマトグラフィーによるタンタル中の塩素,フッ素の同時定量
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概要
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約90℃の水中を通して水蒸気を含ませた窒素をキャリヤーガスとして流しながら,タンタル金属の粉末を800℃付近で熱加水分解し,塩素及びフッ素をタンタル金属から抽出してアルカリ性溶液に捕集した後,塩化物イオン及びフッ化物イオンのイオンクロマトグラムを測定して塩素及びフッ素を同時に定量する迅速簡便な方法を確立した.定量下限は1ppm, 定量下限の約10倍濃度の塩素及びフッ素を含む試料の分析における変動係数は塩素で6%,フッ素で2%,分析所要時間は約30分であった.
- 社団法人日本分析化学会の論文
- 1981-09-05
著者
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