黒鉛管原子化装置を用いた無炎原子吸光法におけるふん囲気の影響
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概要
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黒鉛管原子化装置を用い,アルミニウム,カルシウム,銅を被検元素とし,ヘリウム,窒素,アルゴン及びそれらの水素混合気体をふん囲気に用いた場合の,原子吸光度への影響についての検討を試みた.その結果,原子吸光度の対数値とふん囲気流量の関係は,ベリウム型とアルゴン型に大別され,直線的な関係で示される.ヘリウム型とアルゴン型を比較するとき,ふん囲気の拡散係数が,原子吸光度に影響している.又高温で水素,窒素ふん囲気と化合する元素もあり,特にカルシウムは,窒素ふん囲気で窒化物を形成し,低値となるが,水素の添加により窒化物を形成せず,アルゴンふん囲気の場合と,同じ原子吸光度を示した.
- 社団法人日本分析化学会の論文
- 1980-03-05
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