2-(2-ピリジルアゾ)-5-アミノフェノール誘導体のコバルト錯体を用いる陰イオン界面活性剤のイオン対抽出
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概要
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2-(2-ピリジルアゾ)-5-ジエチルアミノフェノール(PADAP),2-(2-ピリジルアゾ)-5-ジメチルアミノフェノール(DMPAP)及びその誘導体のコバルト錯体を6種合成し,陰イオン界面活性剤とのイオン対の抽出性について検討した.これらのコバルト錯体はいずれも不活性であり,高いモル吸光係数を有し,陰イオン界面活性剤と1:1のイオン対を形成してベンゼンなどの低誘電率溶媒にもよく抽出される.このイオン対のベンゼンヘの抽出定数(K_<ex>)を求めたところ,PADAP系のコバルト錯体のほうがDMPAP系の錯体に比べて大きな値を示し,又ピリジン環に置換基を導入するとK_<ex>は増大した.陰イオン界面活性剤に関しては,炭素鎖が長くなるにつれてK_<ex>は大きくなり,炭素数1個につきlog K_<ex>は約0.6増大した.炭素鎖の長さの等しい陰イオン界面活性剤については,アルキルカルボン酸イオン<アルキルスルホン酸イオン<アルキル硫酸イオンの順にK_<ex>は大きくなった.
- 1981-08-05
著者
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