粉末X線回折法による配向性試料の定量 : スルホニルジアミドの定量への応用
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
粉末X線回折法を用いて配向性の著しい試料を定量する方法をアンモニア-二酸化硫黄-塩素系気相反応生成物中の主成分であり040面に著しい配向性のあるスルホニルジアミドの定量を例に検討した.粉砕による強度変化の少ない131回折X線を分析線に選ぶことにより,機械的操作に対する安定性の向上をはかった.又,反応生成物中のスルホニルジアミドと同じ配向指数になるまで粉砕したスルホニルジアミドを検量線作成用の標準に用いることにより040面の配向性の影響を取り除いた.この標準スルホニルジアミドを用いた検量線は濃度50%以下で直線であった.定量下限は0.41%,定量値22.0%のときの変動係数は2.3%であった.
- 1980-07-05
著者
関連論文
- 1983 年三宅島溶岩の U 系列核種と Th 系列核種の比放射能および K 濃度
- 粉末X線回折法による亜鉛末中の酸化亜鉛の定量
- 粉末X線回折法による配向性試料の定量 : スルホニルジアミドの定量への応用
- 粉末X線回折法を用いた大気浮遊粒子状物質中の硫酸カルシウム二水和物の定量
- 粉末X線回折法を用いた降下粉じん中の硫酸カルシウムの定量
- ジチゾン-メチルイソブチルケトン抽出を用いた水中のコバルト,ニッケル,銅,亜鉛,カドミウムおよび鉛の原子吸光分光光度測定に対する共存物質の影響
- 排水中の重金属イオンの定量
- 富士火山1707年(宝永4年)噴出物の層序にそった組成変化
- 浅間火山「B 降下スコリア堆積層」中の鉄および微量元素の分布
- 還元鉄中の金属鉄の定量
- X線回折計による還元鉄中の金属鉄の定量
- 粉末X線回折法に用いる無配向試料板の作製
- 水蒸気蒸留-滴定法によるスルフォニルジアミドの定量
- X線回折分析における結晶紛末のメカノケミストリ-
- X線回折分析法における内標準物質の検討