酒石酸塗布ガラスビーズ法による空気中のトリメチルアミンの分析法の検討
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
酒石酸塗布のガラスビーズを充てんした捕集管に室温で空気中のトリメチルアミンを捕集し,捕集管内の空気を窒素を用いて置換後,捕集管を加熱し,直ちにアンモニア水を捕集管に注入してトリメチルアミンを脱離させ,水素炎イオン化検出器(以下,FIDと略記)付きガスクロマトグラフに導入して定量する方法を検討した.その結果,本法は回収率の平均値が99.7%,変動係数が3.5%であり,簡便,迅速に精度良く空気中のトリメチルアミンの定量を行うことができた.又,捕集管に捕集されたトリメチルアミンは,捕集後96時間が経過しても安定であった.
- 社団法人日本分析化学会の論文
- 1980-05-05
著者
関連論文
- 塩化水素の付加反応を利用した大気中エチレンオキシドのガスクロマトグラフィーによる間接定量
- The Microbial Degradability of Aniline in River Water and an Attempt to Use the Level of the Biodegradability as an Indicator of Water Pollution
- 蛍光検出器を用いる高速液体クロマトグラフィーによる環境水及び工場排水中のアセトアルデヒド, アクロレイン, プロピオンアルデヒド及びクロトンアルデヒドの定量
- 通気蒸留法/イオンクロマトグラフィーによる食品中の亜硫酸塩の定量
- 蛍光検出高速液体クロマトグラフィーによる豚肉,牛肉及び鶏肉中のバージニアマイシンの定量
- 酒石酸塗布ガラスビーズ法による空気中のトリメチルアミンの分析法の検討