臭素酸カリウムを用いる酸化還元放射滴定 : アンチモンの定量
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概要
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臭素酸カリウムによる塩酸溶液中でのアンチモン(III)の酸化反応について,N-ベンゾイル-N-フェニルヒドロキシルアミン(BPHA)抽出法を用いる酸化還元放射滴定法(標準系列法を用いた)によって検討した.この滴定から,アンチモン量及び酸濃度と定量誤差との関係を明らかにした.アンチモン量と定量誤差とから直接放射滴定で求められるアンチモンの定量限界はほぼ3μgと推定されたが,これに標準添加法を導入すると直接法では定量できない1μg量の微量アンチモンの定量が可能となった.そこで,金属亜鉛(50mg)中のアンチモンの定量を試みたが,マトリックス元素を除去することなしに0.96μgのアンチモンを2.5%以下の精度で定量できた.
- 社団法人日本分析化学会の論文
- 1980-10-05
著者
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渡辺 吉男
静岡大学理学部付属放射化学研究施設
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神原 富尚
静岡大学理学部付属放射化学研究施設
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鈴木 諒亮
静岡大学教育学部
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吉岡 濶江
静岡大学理学部付属放射化学研究施設
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神原 富尚
静岡大教育
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吉岡 濶江
静岡大学理学部
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