オンライン濃縮/誘導結合プラズマ質量分析法による環境水中の微量元素の定量
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概要
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オンライン濃縮/ICP質量分析法による環境水中の微量カドミウム, 銅, ニッケル, 鉛, 亜鉛, コバルト, マンガンの多元素同時定量法を確立した.オンライン濃縮は, 分析に用いる試料量を5mlとし, シリカゲルに8-キノリノールを固定した樹脂カラムを用いた.溶離は, 1.5M塩酸/0.6M硝酸を2ml min^<-1>の流量で3.5分間送流すれば, 定量的であった.分析に要する時間は10分程度であった.本法の検出限界(3σ)は, Cdが7ppt, Coが9ppt, Niがl2ppt, Mnが28ppt, Pbが26ppt, Cuが84ppt, Znがl30pptであった.又, あらかじめ試料水のpHを8に調整して緩衝溶液を用いずにオンライン分析すれば, 検出限界は3ppt(Cd)から80ppt(Zn)の範囲内へと改善できた.本法をNRC標準試料(河川水SLRS-2,河口域海水SLEW-1,沿岸海水CASS-2)に適用し満足すべき結果を得た.
- 社団法人日本分析化学会の論文
- 1993-07-05
著者
-
赤塚 邦彦
北見工業大学大学院工学研究科
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Shier S.Berman
National Research Council of Canada
-
Berman Shier
National Research Council Of Canada Ontario Can
-
Shier S.berman
National Research Council Of Canada : Measurement Science Institute For Environmental Chemistry Nati
-
Berman Shier
National Research Council of Canada : Measurement Science, Institute for Environmental Chemistry, National Research Council of Canada
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赤塚 邦彦
北見工業大学
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