高周波加熱/ガス検知管法による発生ガスの簡易定性分析
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概要
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新築住宅などに見られるホルマリン臭に代表されるシックハウス症候群は大きな問題となっている. また, 半導体関連や精密電装部品に見られるように, 素材からのガスの発生は大きな問題となり得る. 有害ガス発生原因は用いられる様々な素材が要因と考えられるが, 使用する素材そのものから発生する有害ガスを検査, 定性する安価で簡便な方法は見当たらない. そこで, 著者らが開発した高周波加熱装置と作業環境測定などに用いられているガス検知管とを組み合わせた簡易ガス分析法を考案した. 本法は, 細かく裁断した試料 50〜200 mgを用いて, キャリヤーガス中で加熱し, ガス検知管にガスを導き, 検知管の発色による指示値を読み取るものである, ベニヤ合板中のホルムアルデヒド, 天然ゴム中の硫化水素, 赤リン含有樹脂パレットからのホスフィンなどを測定したところ, それぞれのガスの確認が容易にできることが判明した.
- 2000-03-05
著者
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田上 文代
大日本インキ化学工業(株)分析センター
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栗原 建二
大日本インキ化学工業株式会社r&d本部分析センター
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東海林 忠生
大日本インキ化学工業(株)分析センター
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東海林 忠生
大日本インキ化学工業 (株) 総合研究所
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