高速液体クロマトグラフィーと高速向流クロマトグラフィーにおけるカテキン類の溶出挙動の比較(<特集>若手研究者の初論文特集)
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概要
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11種類のカテキン類について,オクタデシルシリル化シリカ(ODS)モノリスカラムを用いる高速液体クロマトグラフィー(HPLC)と,1-ブチルメチルエーテル/アセトニトリル/0.1%トリフルオロ酢酸(2:2:3)の二相溶媒系を用いる高速向流クロマトグラフィー(HSCCC)による逆相分配クロマトグラフィー分離をそれぞれ行った.実験に供したカテキン類の中でも,エピカテキンの三量体であるプロシアニジンC1(PC1)は,オクタノール/水二相溶媒系における分配係数P及びlog P値が最も小さな親水性化合物であるにもかかわらず,逆相HPLCのODSカラムに強く保持された.一方,逆相HSCCCにおけるカテキン類の溶出順序は,各化合物のlog P値によく対応し,log P値が減少するほどクロマトグラム上の保持時間も短くなった.すなわち,PC1のような最も親水的なオリゴマー成分は,逆相HSCCCのカラムから一番最初に溶出することが確認できた.
- 社団法人日本分析化学会の論文
- 2004-09-05
著者
-
柳田 顕郎
東京薬科大学薬学部
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渋沢 庸一
東京薬科大学薬学部構造生物分析学教室
-
渋沢 庸一
東京薬科大学薬学部
-
神藤 平三郎
東京薬科大学薬学部
-
東海林 敦
東京薬科大学薬学部構造生物分析学教室
-
柳田 顕郎
東京薬科大学薬学部構造生物分析学教室
-
神藤 平三郎
東京薬科大学薬学部構造生物分析学教室
-
神藤 平三郎
東京薬科大学
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