不活性ふんい気において酸化鉛(IV)、酸化銅(II)または硫酸バリウムを酸化剤とする無定形炭素及び一炭化ウラン中の炭素の定量
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概要
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ヘリウム中で酸化鉛(IV)、酸化鍋(II)または硫酸バリウムによって無定形炭素、一炭化ウランを酸化し、炭素を抽出する条件を検討した。酸化鉛の場合、500℃以上で炭素を定量的に抽出できたが、酸化銅の場合は1000℃で加熱する必要があった。また、炭素を定量的に抽出するためには単体炭素、一炭化ウランに対して酸化鉛を重量でそれぞれ40、7倍以上、酸化銅では26、4.5倍以上加える必要があった。抽出時間はいずれの場合も10分以内であった。これらの酸化剤によりヘリウムふんい気中で炭素が二酸化炭素として定量的に抽出できることを利用した凝縮気化法を開発した。
- 社団法人日本分析化学会の論文
- 1975-04-10
著者
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