不活性ガス抽出・重量法による水素化ジルコニウム及びウラン-水素化ジルコニウム中の水素の定量
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概要
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水素化ジルコニウム及びウラン-水素化ジルコニウム中の水素を定量するため,ヘリウムキャリヤーとともに固相から水素を抽出し,重量分析する方法を検討した.抽出温度を800℃にしたとき,ウラン-水素化ジルコニウム中の水素はほとんど抽出できなかった.しかし,(1000〜1250)℃にすると抽出が定量的になったため,水素抽出温度を1200℃と決めた.1200℃で抽出時間を検討した結果,20分で水素を抽出できることが分かった.ジルコニウムに水素を吸収させ,その増量から求めた水素と,検討した抽出条件で定量した水素を比較した結果,回収率は(100._3±1.1)%であった.2種類の水素化ジルコニウム(粉末,塊)とウラン-水素化ジルコニウム中の水素定量結果はそれぞれ(1.95±0.05)wt%,(2.12±0.02)wt%,(1.49±0.02)wt%(いずれもn=7)であった.
- 社団法人日本分析化学会の論文
- 1976-09-10
著者
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