構文解析システムSAXのCILによる実現
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
構文解析システムSAXは、DCGで記述された文法をPrologのプログラムに変換するトランスレータより成る。変換手法は、DCGで記述された文法を並列論理型言語へ変換する事を目的として考えられたものであるが、逐次言語による実現をSAXと呼んでいる。CILはPrologのデータ構造を部分項により拡張すると共に、Prolog-II,ESPなどで実現されている遅延実行制御を可能にした論理型言語である。本報告ではSAXとCILを組み合わせる事により高速で、意味記述力の高い言語処理系が構築できる事を示す。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1986-10-01
著者
-
松本 裕治
奈良先端科学技術大学院大学情報科学研究科
-
杉村 領一
ICOT
-
松本 裕治
京大
-
松本 裕治
(財)新世代コンピュータ技術開発機構
-
杉村 領一
(財)新世代コンピュータ技術開発機構
-
松本 裕治
電子技術総合研究所パターン情報部推論システム研究室
関連論文
- ソフトウェア科学会第5回大会
- WWWページからの手順に関する箇条書きの抽出
- 手順の説明を含む箇条書きを抽出するための手がかり分析
- 日本語の解析を並列処理する (並列知識情報処理--並列と推論)
- 論理型言語に基づく構文解析システムSAX
- 「論理と自然言語」特集号を編集するにあたって
- 構文解析システムSAXのCILによる実現
- 自然言語処理における Prolog (プログラミング言語 Prolog)
- BUPトランスレ-タ--文法規則から構文解析プログラムの自動生成
- 汎用日本語処理系LTBの構成
- 統語情報の付与 (特集 日本語研究とコーパス) -- (コーパスの構築と応用)
- 自然言語処理 (特集 ことばを科学する154冊--フレッシュマンのための読書案内)
- コンピュータ言語学 (特別記事 21世紀の言語学の展望)
- 電子化時代の言語コ-パス--英語のコ-パス (創刊300号記念特集ことばにアクセス!) -- (特集2 電子メディアガイド)
- 電子化時代の言語コ-パス--日本語のコ-パス (創刊300号記念特集ことばにアクセス!) -- (特集2 電子メディアガイド)
- 現代語のコーパスの種類とそれぞれの特徴 (コーパス言語学) -- (データとしてのコーパス)
- 特集「自然言語処理における統合」の編集にあたって (自然言語処理における統合)
- 文法の語彙化と自然言語処理 (特集 文法研究の可能性--関連領域から見る文法研究)
- 非単調推論とその応用
- Default Reasoningと非単調論理(海外研究動向)
- 並列構文解析システムPAX
- 論理文法の並列構文解析
- コーパスに基づく言語処理の限界と展望(ここまできた自然言語処理-例文の収集とその利用-)
- LTB-形態素解析システムLAXの開発環境
- 談話理解実験システムDUALS第3版における自然言語処理 (「第五世代コンピュータ」)
- 知識表現 : 論理的アプローチに焦点を当てて (計算言語学)
- 並列構文解析法とその評価(アルゴリズムの数学的基礎理論とその応用)
- 日本語の待遇表現の解析と状況意味論
- 自然言語処理から見た第五世代コンピュータと未来(第五世代コンピュータと人工知能の未来)