要約支援システムCOGITO : 「テキスト・パーサ」によるテキスト解析
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概要
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要約支援システムCOGITOは、自然言語で記述された文書からテーブル形式の要約を生成することを目標としているシステムである。要約の際には、各文を文書全体の意図にそって解析することが必要であり、文脈解析が必要である。文脈解析としては、文書構造の解析がある。これには、従来、焦点による解析(Grosz)や文と文の関係による解析(Hobbs)等があったが、トップ・ダウンとボトム・アップの一方にかたよっており、また、注目している点も一面的である。本システムでは、文書構造の決定にあたって、これら2つの方法を融合した、より木目細かな解析を用いている。また、文書構造解析に際しては照応処理、文書からの情報抽出も同時に行なう。本システムでは、これらの処理部を文脈処理部とし、テキスト・パーサと呼ぶことにする。本稿では、テキスト・パーサの検討結果について述べる。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1986-10-01
著者
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