形態素情報による日本語の係り受け解析
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概要
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日本語の構文解析には,構文解析用に用意された格情報や,意味情報を使用するのが良いと考えられている.しかし,係り受けの基本にあるのは,文節を構成する単語の品詞や見出しなどの表層的な性質である.こうした表層的な性質から係り受け関係を導く規則は,これまでに追求し尽くされたのだろうか.日本語のさまざまな個別の現象をとらえ切るには,係り受けの枠組やその規則にまだ不十分なところが残っているのではないか.本稿では,こうした「原始的」な解析規則を再検討し,できるだけ網羅的な,広い現象を捉え得るような規則としてあらためて提示する.そしてこれを使ってどの程度まで文の解析ができるかを確かめたい.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1993-11-19
著者
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