レファレンスデータベース利用のための知識表現について
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概要
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近年、知識型システムが様々な分野において開発が進められている。その一つの応用分野に、データベース検索および情報検索のための知識型システムを構築する試みがある。現在、レファレンデータベースとしてデータベース台帳総覧に記載されている内容の一部を再構成し(クリアリングデータベース〔KIKA〕と呼んでいる。)、これを用い利用者の目的に沿うデータベース(DB)を選択するためのシステムの開発が進められている。現時点におけるクリアリングDBシステム(CDBS)は、利用者が問い合わせに用いることの可能な分野を表すためのキーワードが固定されているため利用者固有のキーワードを検索に利用することが困難である、検索が文字列を対象としているため融通性に欠けるなどの課題を有している。現在、我々はこのような課題を解決するために、CDBSが取り扱う範囲を分野(現時点では、工学関係)に関し限定し、NIRS(Network-based Information Retrieval System)と呼ぶ知識型システムの開発を進めている。本稿においてはNIRSの知識ベースの構造について述べる。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1986-10-01
著者
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米田 順美
(財)日本情報処理開発脇会
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伊藤 秀昭
(財)日本情報処理開発協会 開発研究室
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伊藤 秀昭
財団法人 日本情報処理開発協会 開発研究室
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米田 順美
財団法人 日本情報処理開発協会 開発研究室
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浜中 栄治
財団法人 日本情報処理開発協会 開発研究室
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