フレーム型知識表現システムFKBUSにおけるデータベースの統合利用について
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概要
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近年,より柔軟かつ高効率な知識表現の設計,大容量データを利用する知識型システム,および既存のデータベース管理システム(DBMS)を利用するための知識型システムなど,データベース(DB)の技術を統合利用するための研究開発が盛んに進められている.これを達成するための形態には,システムの目的または開発環境などにより種々の統合化の方法があると考えられる.例えば,データモデル(DM)を知識表現と捉える方法,ある固有のDBMSが提供するDB言語を知識型システムに直接的に記述することを可能とする方法,既存のDM(e.g.,関係モデル)のための高レベルコマンドとして知識表現システム(KRS)埋め込む方法,などが提案されている.我々は,現在知識型情報検索システムNIRSおよびその実現を行うためのツールとなるKBS KBUSの開発を進めている.KBUSは,プロダクションシステム(PS)PKBUSおよびフレーム型(FB)KRS FKBUSより成り,これら二種のシステムはそれぞれ独立したシステムとして機能している.NIRSでは,システムが対象とする問題の性質からDBに格納されたデータを統合的に利用するためのツールが必要であり,この要求に応じるために,FKBUSの開発を進めている.また,NIRSはPKBUSにより記述されている.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1989-03-15
著者
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