データベース結合のためのフレーム型知識表現システムFKBUSについて

概要

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知識型システムから既存のデータベース(DB)を利用するための方法[OOSU],知識型システム(KBS)を用いたDB設計支援ツールなどの研究開発が盛んに進められている。このとき,KBSおよびDB管理システムを統合化するためのツールが必要であり[ITOb],このようなツールには応用分野に限定されない汎用性および記述能力の柔軟性が求められる。なお,利用者はこの目的のために開発されるシステムによりKBSおよびDB設計支援ツールなどを構築することになる。したがって,この目的に供するために開発されるシステムは両システム(KBS,DB)のインタフェースとして機能する。我々はこの目的に供するためにフレーム型知識表現システムFKBUS(Frame system in KBUS)の開発を進めている。FKBUSは知識型情報検索システムNIRS[ITOb]を実現するための知識表現システムKBUS(Knowledge base Building System)の一部として実現されている。なお,ここでは,DBとして関係型DB(RDB)を対象としている。本稿では,FKBUS概要,および本システムを利用したRDBの記述の方法に対する検討,FKBUSの提供するデータ構造,などについて述べる。
一般社団法人情報処理学会の論文
1988-09-12