マイクロコンピュータにおけるシリアルラインを用いたTCP/IPの実現
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概要
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近年、ローカル・エリア・ネットワークの構築が盛んである。このような状況の中で、現在広く利用されているマイクロ・コンピュータをネットワークの構成要素として利用したいという要求が生じてくる。そこで問題となるのは、通進路即ちハードウェア及びプロトコルの選択である。プロトコルとしては現在最も広く利用されているのはTCP/IP及びXNSであろう。マイクロ・コンピュータ用の高速のインターフェースとしてはイーサネットが普及しつつあるが、それらはいまだ数も少なく高価である。しかしマイクロ・コンピュータはシリアルラインをほぼ標準で備えている。そこで、我々は、プロトコルとしてTCP/IPを、ハードウェアとしてシリアルラインをも利用できる形で、ネットワークの機能をマイクロ・コンピュータにおいて実現したので、その設計、実装、並びに問題点について報告する。実装において、ネットワークとしては、バークレー版UNIX4.2BSDのネットワークを、マイクロ・コンピュータのオペレーティング・システムとしてはMS-DOSを採用した。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1986-10-01
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