スキー教授システム : つまずき診断について
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概要
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前回,我々はスキー学習支援システムについて報告した.スキー学習支援システムは練習バリエーションを利用した教授システム,スキー用語辞書,スキーマナー集などで構成した.このシステムの目的は,従来のメディアでは表しづらかったインストラクターが教える運動イメージの強調,動きの指示,運動変化のタイミングの指示,用具操作の指示などをわかりやすく教授することを主眼とした.これはビデオなどによる運動イメージ,文字による運動の留意点,説明などをマルチメディアで表現することで実現した.学習形態は,指導者が作成した知識データに対し学習者がコンピュータを操作しておこなう.この形態は運動操作の学習においては効果的であるが,学習に行き詰まったときに必要な情報を得る場合に効率が悪い.そこでスキーにおける運動操作分類法を用いた,つまずき分析をおこない,つまずき診断システムをスキー学習支援システムに実装したので報告する.また同時に従来の練習バリエーションを運動操作分類法に基づくバリエーションスキー教授法に拡張した.これをスキー教授システムと呼ぶことにする.学習者は従来のシステムにおいてパソコンから受動的に知識を得るのみであった.これに対して,つまずき診断システムではパソコンに対して質問をしていくことで 能動的に知識を得ることができる。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1994-09-20
著者
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