分散処理環境におけるIPC支援システム
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概要
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これまでのインター・プロセス・コミュニケーション(IPC)はポイント・トゥ・ポイントの通信を基本としている。しかし、実際のプログラミング環境では複数のプロセス間の同時のIPCが必要となり、マルチ・キャストのメッセージ通信も同様に重要である。ここでは、分散環境における汎用のIPC支援システムの設計、並びに実装について報告する。このシステムでは、ネットワーク上における論理的なプロセスのグルーピングと階層的プロセス・グループのネイミングを導入しており、分散されたプロセスのグループ内においてマルチ・キャストを含むメッセージ通信を行ない、リソースを共有し、同期をとるプログラムを容易に作成することが可能である。実装はバークレイ版UNIX4.2BSD上で行なった。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1986-10-01
著者
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