分散環境下における自律型オブジェクトによるアプリケーション構築モデル
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概要
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コードの再利用によって, プログラマが記述しなければならないコード量の軽減を目的にオブジェクト指向プログラミングの導入がされ一般的になってきた。しかし, その一方で, 近年のアプリケーションやシステムは複雑さを増し, オブジェクト間の関係や内部状態は煩雑さを増している。そのため, 利用するオブジェクトのための記述や仕様変更などが頻繁に発生し, いまだプログラマは本質的でない周辺部分のコーディングに多くの時間を取られている。この問題はオブジェクトの関係を予め詳細に規定しなければならないモデルであるためである。そこで, 我々は, オブジェクトの関係を予め厳密に規定をせず, 変更に対して柔軟に対応可能なオブジェクト分散環境を前提とした自律型オブジェクトと非自律型オブジェクトによるアプリケーション構築モテルの考察を行っている。本論文ではこのモデルについての報告を行う。
- 社団法人情報処理学会の論文
- 1997-09-24
著者
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