緩やかな分散オブジェクト連携モデル(Field-Reactor Model)における拡張型契約ネットプロトコル : FRMにおけるメッセージパターン連携
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
本論文では, 緩やかな分散オブジェクト連携モデルであるField-Reactor Model(FRM)でのメッセージとパターンマッチによる連携方式について述べる.FRMはAwarenessアナロジーをオブジェクト連携に導入したモデルであり, オブジェクト間で動的に連携を再構築可能とするプラットホームを目指している.FRMの連携方式は, メッセージとパターンマッチにより連携を行う方式であり, 並列・分散的に連携相手を特定せずに連携可能である.本論文では, 契約ネットを用いた自律的な負荷分散を対象とし, パターンマッチによる連携方式によりシステムが動的に機能拡張していくことを示す.さらにこのような拡張は, システムの処理をオブジェクト指向的なクラスと捉えることにより, 処理の派生の動的生成として見ることも可能であることを述べる.また, メッセージパターン連携を利用することにより, システムの全体の処理をマクロ的な視点から解析できる可能性についても示唆する.
- 社団法人情報処理学会の論文
- 1999-08-15
著者
関連論文
- マルチエージェント連携基盤 : Field Reactor Model
- 緩やかな分散オブジェクト連携モデル(Field-Reactor Model)における拡張型契約ネットプロトコル : FRMにおけるメッセージパターン連携
- 緩やかなオブジェクト連携モデルにおけるMessage-Action De-Coupling
- 緩やかな分散オブジェクト連携モデル : Field-Reactor Model : 局所パラメータとオブジェクト連携パターン
- 緩やかなオブジェクト連携モデル : Field-Reactor Model
- 分散環境下における自律型オブジェクトによるアプリケーション構築モデル
- グループウェアシステムの中での個人環境
- 個人環境の視点を考慮に入れたグループウェアシステムの開発 : グループワークの中での個人環境の確立
- 27a-P-8 ポイントコンタクトにおけるコンダクタンスへの反射障壁の影響
- KODAMA とVPCによるユビキタス環境のためのフレームワークの構築と評価
- マルチエージェント方式によるセキュアでオープンな情報流通ネットワークの構築(アーキテクチャ(1))
- モバイルエージェントの標準化動向
- 25p-ZB-3 量子ポイントコンタクトから出射された電子波の角度分布とグリーン関数による解析
- 量子ポイントコンタクトから出射された電子波の角度分布
- 緩やかなオブジェクト連携モデル : Field-Reactor Model