CATVネットワークを利用した防災システムにおけるコンテンツチェックの一手法
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概要
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大地震等の災害時に救援活動を支援する情報ネットワークとして, 広帯域であり双方向の通信手段を提供できるCATVネットワークを利用した実験を行ってきた。具体的には, ビデオサーバーにディジタルフォーマットでビデオ情報を貯えておき情報の必要な人にいつでも最新の情報へのアクセスを可能にするVODの仕組みが実験されている。VODのシステムを構築, 利用する際には, ニュースや救援物質情報等のコンテンツをビデオエンコーダシステムを用いてディジタル化した後にビデオサーバーシステムに蓄積してユーザーからの要求に応じて配信するプロセスが必要になる。ビデオサーバーシステム内でエンコーダーからデータサーバーのディスクへデータ転送が行われる時に発生し得るエラーや操作ミスにより, サーバー上のコンテンツにエラーが入る可能性がある。現行のシステムではコンテンツをビデオサーバーにローディングした後にそのビデオを再生して, 人手により正しくサーバーに貯えられたことを確認する以外に方法がなかった。しかし, 災害時には極めて多くの情報, コンテンツを頻繁にエーディングすることが必要となり, 現行の方法では問題を生じる可能性が大である。そこで本研究では, ローディングされたコンテンツのMPEG2のシンタックスを自動的にチェックする方法を検討し, チェックツールを開発した。
- 1997-09-24
著者
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