異機種分散環境におけるUIMSの構成

概要

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ワークステーション(WS)や高性能なパーソナルコンピュータの普及と共に、アプリケーション・プログラムに対してビットマップ・ディスプレイやマウスを使ったグラフィカルなユーザ・インタフェース(GUI)を用意することが-般的になりつつある。一方、そのようなUIの実現が困難なハードウェア上でUIの品質に無頓着に開発されたソフトウェアも「資産」として数多く存在し、システムとして今後も利用され続けて行くであろうと思われる。そこで、GUIを備えたマシンからネットワークを通してGUIを持たないマシンを利用する形態が増加し、計算機システムがUI担当マシン(UIサーバ)と各種アプリケーション(AP)本来の機能を実現するマシン(APサーバ)へと分化していくことが予想される。この様な異機種分散環境でのユーザ・インタフェース・マネージメント・システム(UIMS)構築においては、アプリケーション・インタフェース(API)とセマンティック・フィードバックの実現手法が問題となる。本稿では、これらを実現する手法として現在試作中のUIMSで用いている枠組みを説明し、また、その枠組のUIカスタマイズ手段としての効用について述べる。
一般社団法人情報処理学会の論文
1990-09-04