共有メモリマルチプロセッサにおける効率的なKL1ストリームマージ処理方式
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
我々は,並列論理型言語KL1を高速に実行する並列推論マシンPIMを開発中である。KL1では,プロセス間をストリームと呼ぶメッセージ通信の経路で接続することで並行プログラムを記述してゆくため,複数のストリームをマージ(併合)する処理が頻繁に行われる。PIM上のオペレーティングシステムであるPIMOSもKL1で書かれており,このようなプログラミング手法が随所に用いられているため,ストリームのマ-ジ処理の効率がシステム全体の性能に大きく影響を与える。本稿では,PIMのクラスタのような共有メモリマルチプロセッサにおいて,このストリームのマ-ジ処理を効率的に行う方式について述べる。
- 社団法人情報処理学会の論文
- 1990-09-04
著者
-
今井 明
(財)新世代コンピュータ技術開発機構
-
後藤 厚宏
NTT(株)ソフトウェア研究所
-
今井 明
新世代コンピュータ技術開発機構(ICOT)
-
稲村 雄
新世代コンピュータ技術開発機構(ICOT)
-
後藤 厚宏
新世代コンピュータ技術開発機構(ICOT)
-
稲村 雄
Nec情報システムズ:日本ベリサイン
関連論文
- 共有メモリマルチプロセッサにおけるガーベジコレクションの並列実行と評価 (並列処理)
- 共有メモリマルチプロセッサにおけるガーベジコレクションの並列実行と評価
- メッセージの追い越しがある分散環境におけるプロセスの実行停止/再開方式
- 共有メモリマルチプロセッサにおける効率的なKL1ストリームマージ処理方式
- メッセージの追い越しがある分散環境における低コストな外部参照管理
- VPIM及びその開発言語PSLについて
- 共有メモリ結合マルチプロッセサにおけるKL1向きガーベジコレクション : MRBを用いた最適化と並列実行
- 並列推論マシンPIM/pの要素プロセッサにおける分岐機能の高速化のためのアーキテクチャ
- 並列推論マシンPIM/pのネットワーク
- 並列推論マシンPIM/c : 概要
- 分散環境における構造体管理
- 並列推論マシンPIM/pの要素プロセッサのアーキテクチャ
- マルチPSI/V2におけるコード形式について
- 4N-2 KLICへのデータ並列処理機能の導入について
- リレー解説「海外の並列処理研究動向」の編集にあたって
- LRCによる多重参照管理方式