VPIM及びその開発言語PSLについて
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概要
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我々は並列推論マシンPIM(Parallel Inference Machine)を開発するにあたり、まずそのプロトタイプとしてMulti-PSI/V2と呼ぶマシンを試作した。このMulti-PSI/V2の言語実行系を開発する際にはC言語でそのアルゴリズムを記述し、それをMulti-PSI/V2のファームウェアに書き直す事を行った。しかし、C言語とファームウェアの違いからその書き直しは必ずしも容易ではなかった。この様な事情も踏まえ、今回PIMの言語実行系であるVPIM(Virtual PIM)を設計及び開発するにあたっては、C言語程度の記述力を維持しつつもPIMの機械語及びファームウェアへの変換がより容易で機械的にも行えるVPIM開発専用の言語を作り、これによってPIMの処理系の開発を行うことにした。これから述べるのは、そのVPIM開発専用言語であるPSL(PLM Specification descriptive Language)とそれによって開発されたVIMについての説明である。
- 社団法人情報処理学会の論文
- 1989-10-16
著者
-
今井 明
(財)新世代コンピュータ技術開発機構
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山本 礼己
(財)新世代コンピュータ技術開発機構
-
中越 靖行
(株)富士通ソーシアルサイエンスラボラトリ
-
宮崎 芳枝
(株)富士通ソーシアルサイエンスラボラトリ
-
堂前 慶之
(株)富士通ソーシアルサイエンスラボラトリ
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山本 礼己
早大理工
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