コンピュータ・ネットワーク・シミュレータHOLENET-Sの開発
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概要
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分散処理指向が高まるに伴い、コンピュータネットワーク(LAN)の発展はめざましく、ワークステーション等の普及を促した。またこれにより分散システムでユーザはほとんど意識することなく、ネットワーク上の資源を利用できるようになった。反面、ネットワークがどのように実現されているかを知るには、すでに構築されているネットワークでは困難がある。このため我々の研究室では、ネットワークの通信プロトコルについて実験、研究するための対等型マイクロコンピュータネットワークHOLENETを開発し、現在まで実際に学生に対し実験を行い、通信プロトコルの研究を行ってきた。しかし、HOLENETには老朽化、デバッグ環境の不備といった問題があり、新しいシステムが必要となっていた。そこで我々の研究室ではこのような問題を解決する目的で、HOLENETのシミュレータHOLENET-S (H0LENET-Simulator)を開発している。本稿では、このHOLENET-Sのシステム構成と環境について述べる。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1989-10-16
著者
-
重松 保弘
九州工大 工
-
田村 朋通
Kyusyu Institute of Technology
-
石井 泰仁
Kyusyu Institute of Technology
-
河村 健志
Kyusyu Institute of Technology
-
重松 保弘
Kyusyu Institute of Technology
-
石井 泰仁
九州工業大学工学部情報工学学部生
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