遠隔指導向き高機能共有端末ウインドウ
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概要
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大学での計算機の普及にともない、学生が単独でコンピュータを使用する機会は多く、その際の疑問やトラブルに対するなんらかのサポートが望まれる。そこで、ネットワータを利用してチューターを呼び出し、相談、指導を行うためのシステムを実装した。設計にあたっては、理想的な指導環境として「端末に向かう学生の横でチューターが指導し、必要に応じて操作して見せる」という状況を設定し、それに近づけること、及び簡単な操作で利用できるコンパクトなシステムの実現を目標とした。それにはまず端末エミュレータウインドウの共有が有効と考え、XTV[2]のウインドウ共有機能を利用したものをすでに作成していた[1]が、併用するコミュニケーション手段が文字による会話のみであったため意志疎通が困難であることや、また起動や動作の速度が遅いなどの問題があった。そこで、今回それらを解決するために端末エミュレータ(kterm^1)を改造して共有し、新たなコミュニケーション機能を組み込むことを行った。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1997-09-24
著者
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