並列Lispによる操作系SOKOにおける実験環境
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概要
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並列LispによるOS"SOKO"の設計のひとつのねらいとして,OSに関する実験を容易に行える環境の構築がある.新しい装置を計算機に付加する場合など,それをサポートするOSレベルでの実験が不可欠であるが,従来そういった実験は容易ではなかった.これまでOS実験を困難にしていた問題点としては,スタンドアロンのOSとしての動作が必要;適当な記述言語がない;測定/解析ツールの不足;実験のターンアラウンドが長い,などがあった.これに対しソフトウェアの世界では,実験環境としてLispに代表される開発支援システムの有効性(高度な対話性や自動記憶管理機構など)が広く知られている.この方式をOS実験に適用したのが本研究であり,OS実験の具体例としてSOKOのディスク制御部をとりあげ,効率をあげるための種々の方式の比較実験を通して,SOKOの実験環境としての評価を行った.この実験はOSを動作させたままの状態で行えたため能率がよく,また実験を支授するツール群も容易に作成することができた.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1989-03-15
著者
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